2006年12月アーカイブ

本間税調会長の辞任

|

本間税調会長が一身上の都合により辞任しました。
労働関係で言えば、自己都合退職っていう感じでしょうか?

ただ、この「一身上の都合」ですが、実はなかなか深いものがあります。
表面上から言えば、本人の都合による退職となります。

ところが、自己都合退職の中には、
会社側の退職勧奨⇒従業員がそれに応じる=自己都合退職という図式があります。

労働法的には、このような退職の仕方は自己都合退職となり、
会社も労働者も合意した退職とみなされます。

ところが、ここで問題になったのが、雇用保険の離職理由の細分化です。
労働法では自己都合退職となるものが、雇用保険では極めて会社都合的な取扱いとなり、
その結果失業給付の日数が異なることもあるのです。

そんなご時勢ですから、本間税調会長の辞任を真の「自己都合」と考える人は
少ないのではないでしょうか?

でも、本質的には、この辞め方は「自己都合」なんです。
ですから、阿部総理が言った発言も正しいと思いますし、
その対応も間違いではないと思います。

ただ、一般人の身上としては、
ちょっと受け入れられない行動かなという後味の悪さが残るだけです。

もうちょっと、すっきりとした辞めかたってないんですかね?

電子申請の現状

|

電子申請が、ようやく本格的になりつつあります。

そもそも、電子申請がはじめて社労士にかかわりを持ったのは、今から2年以上前のことでした。
その頃の現状はというと、社労士の電子認証だけは実施するものの、
肝心の役所側が対応できない状況でした。
私の友人社労士は、電子認証を取ったので、電子申請してみたところ、
受ける側のA社会保険事務所から「やめてくれ」といわれたそうです。

また、電子申請をするために、事業主にも電子認証を取ってもらわなければならず、
とても敷居の高い状況でした。

それが徐々に進化を続け、今ではやっと使える状態になりつつあります。

今日も、埼玉社労士会に出向き、雇用保険の電子申請に係る添付書類の省略について
申請をしてきました。

また、来年の5月に向けて、包括委任状と呼ばれる手続きも踏むつもりです。
6月には、私の電子認証が切れますので、その更新もしなければなりません。

環境がと整ってきましたので、
来年は、事業主さんに話をして電子申請のモデル事業所をお願いして
いこうかなと思っています。

賞与の時期になりました

|

賞与っていうのはとってもいい制度ですね。
自営業になって4年半になりますが、
この時期になるとサラリーマン時代の賞与がとても懐かしく思えます。

そもそも、賞与というのは、元来は特別な給料でした。
それが、長年の間日本に定着し、月例賃金のような性格を帯びてきました。

日々の生活は毎月の給料でまかない、
大きな買い物や貯蓄は賞与で行うのが一般的です。
住宅ローンや車のローンなどもボーナス時は支払額が多くなりますしね。

でも、改めて考えてほしいのは、賞与はあくまでも臨時の賃金でもあるということです。
毎年着実に上昇していけばいいですが、時には前年よりも大幅に低下することもあります。
前年の額をあてにしていると、とんでもないことになるときもあるのです。

そう考えると、賞与のうち一定額を生活費に充てるのはいいですが、
常に余剰資金というか、使い道の決まっていない部分を持っていないといけませんね。

あてにしていつつでもそんなにあてにはならない不思議な賃金、これが賞与の実態です。

3回にわたって特定社会保険労務士についてお話してきました。
その結果たどり着いたのが、タイトルのとおりです。

要は、特定社会保険労務士を生かすも殺すも社労士次第だということです。

この1年、縁あってあっせんの場にも参画させていただきました。
しかし、この仕事を成し遂げるのは、そんなに簡単な仕事ではありません。

話を受けてから解決するまでの2ヶ月間、いろいろなことがありました。
依頼者と数次の打合せを行い、申請書の作成に苦労し、相手方の理不尽な引き伸ばし策に窮しながら、何とか解決までたどり着くことができました。
結局、依頼者にとって有利な形で解決したため、それなりの報酬ももらうことができました。

でも、これで解決しなかったら、私はどうやって報酬をもらえばよかったのでしょう?

あっせん事案の多くは、解雇権濫用の問題です。
訴訟物がそれほど大きくはなりませんから、
弁護士のように、着手金で稼げるほどのレベルの仕事ではないのです。

解決することが第一義ですから、法律論をかざしても限界があります。

口では、今まで関わったことのない分野の参入などと格好いいことを言いますか、
本当に大変な仕事なのです。

それなりの苦労を重ねてこそ獲得できる仕事ですから、
社労士一人ひとりがそのことを十分に認識して頑張ってほしいものです。

このアーカイブについて

このページには、2006年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2006年11月です。

次のアーカイブは2007年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。