消えた、と主張する年金についても、いろいろな区分があります。
その中で特に深刻なのは、明らかに納付した事実がありながら、
年金記録として残っていない例です。
この事例で話題に上っているのが、領収書の存在です。
領収書があるということは、年金の中でも国民年金(第1号)が問題だったということです。
国民年金は、今では保険料徴収の義務は社会保険事務所に移管されましたが、
ごく最近までは各市区町村役場で徴収していました。
そうすると、この問題が発生したのは、各市区町村役場ということになります。
私も長く会社勤めをしていましたので、市区町村役場の年金担当課がどのような
実態だったかはわかりません。
ただ、かつて妻の年金記録を照会したときに感じたのですが、
事務処理の状況はかなりずさんだったような記憶があります。
また、サラリーマンの妻が主に加入する国民年金第3号の取扱いにしても、
市区町村役場で担当していたのですが、これもかなりずさんでした。
基礎年金番号付番のときでもそうでした。
社会保険事務所の職員に比べ、知識的にも、手続き的にもかなりいい加減でした。
そんなこともあったので、徴収事務を市区町村役場から社会保険事務所に変更したのだと思います。
ちなみに、国民年金第3号の手続きも社会保険事務所が担当することとなりました。
役所の職員が担当ということになりますと、彼らは定期的に人事異動しますから、
責任の所在もおそらくかなりあいまいになっているでしょう。
安倍総理がいくら「早急に救済する」といっても心に響いてこないのは、
このような背景を知っているからかもしれません。
